
収入の多い人は関係ないですが、収入の少ない人、年金生活者、1人暮らしの高齢者など生活弱者にとっては最後の砦です。
私の場合、高収入の時は駅近いマンションに住んで家賃が17万円以上のわりといい住み心地の良い新築マンションでした。
私も収入の多い時は見向きもしませんでしたが、歳を取り、収入がドンドン減っていき、古いアパートしか借りる事が出来ないようになりました。
それでも家賃と駐車場をいれると、30年の古いアパートで2DKの狭い部屋で9万円にもなります。
市営住宅が当たるまでの住まいは田園都市線のたまプラーザ駅から4分の立地は抜群でした。子供と孫が住んでいる場所も車で5分もかからないとても便利な場所でしたが、収入がドンドン減っていき、とうとう築30年以上たっている古いアパートです。
部屋は2DKの木造建築で、1階なので冬は底冷えします。昔の作りなので断熱材も入っていないので床にホットカーペット、こたつにエアコンも2台入れて何とか冬を越しました。
すると電気代が15000円、それとガスがプロパンガスなので矢張りガス代が10000円近くになり、夫婦2人で光熱費が3万円を超えます。
たまプラーザには東京から引っ越しして30年以上住んでいました。駅もドンドン開発されてとても良い環境になりました。とても気に入ってた場所です。
そこで、同じ様な環境にある市営住宅に入れるようにと申し込みすると決めて、申込書に書き入れました。
神奈川県の市営住宅、県営住宅は年2回の抽選会があります。市によって少し申し込み時期が異なりますので電話で聞いてください。
私どもは横浜市の市営住宅、青葉区の市営住宅に申し込みしました。人気の市営住宅なので倍率が30倍以上です。
申込書を郵送して抽選結果を待ちますが、やはり結果ダメでした。そうして何回も申し込みすると5回以上申込と6回目から抽選番号が20も登録してあります。
これで20倍の当たる確率が増えると思っていましたが、6~10回目も矢張りダメでした。この様に月日はドンドン過ぎていき、収入もドンドン落ちていきました。
私も市営住宅にはあまりイメージが良くなかったので、あまり住みたいと思っていませんでしたが65歳を過ぎると仕事もドンドン無くなり収入が減る恐怖心が出て来ましたので、少し熱心になって来ました。
生活費の一番お金がかかるのが家賃です。これを少しでも減らさないと大変になると妻ともよく話しました。
20倍の抽選番号をもらっているのになかなか当たらないので半分あきらめといろんな思いがきました。
すると妻は青葉区は市営住宅が少なく、しかも人気があるので無理と結論を出し、市営住宅が多い隣の緑区の市営住宅に申し込みいれました。
20倍の抽選番号をもらっているのにこんなに抽選に当たらないと少し嫌気が出てきましたが現実的には家賃負担が大変になっています。
今度は夫婦で何とか当たるようにと思い、緑区に申し込みました。そして抽選発表の日が来てコンピューターを見ました。
すると、20の抽選番号の内一つが当たっていました。本当なのか思いましたが、間違いなく私達の番号でした。
少ししてから、市営供給公社から書類が送られてきました。そしてまず書類と間違いないかの審査、と希望を聞いて、パスすると申込書に2月分の保証金を振り込み最後の面接とカギの受け渡しです。
そして初めて決まった家に下見に行けます。場所は長津田駅で駅から4分の駅近でしかも目の前にマルエツのスーパーマーケットがあり買い物もふじゅうしない場所でした。
エレベーターも2機あり、駐車場もあります。間取りも同じ2DKですが、水まわりや部屋が一つずつ少し広く、収納スペースもアパートより多くまあまあです。
そして何より良いのは家賃が安いので大助かりです。駐車場、管理費入れて42000円です。子供、孫の住まいからは少し離れましたが、便利さはあまり変わらないので満足しています。
それに寒い冬ですが、マンションタイプなので、木造アパートの様に底冷えは有りませんので光熱水費も随分と減りました。
アパートの時は3万円を超すことも何か月もありますが、市営住宅では2万円を超すことは有りません。
ですから、家賃で5万円、光熱水費で1万円以上、合わせて6万円が生活費が減りました。市営住宅に入れて本当に良かったと思います。
参考までに
東京都の場合は抽選とポイント方式が年4回有ります。抽選は神奈川県と同じようにしますが、ポイント方式は住宅困窮度により優遇されます。くわしくは東京都住宅公社に連絡してください。
結論、私もあまり市営住宅や、住宅公社に興味がなかったですが住んでみると意外に居心地の良いので、収入が低い人はお勧めです。
注意
ただ年収が高い人は入れません。年収制限がありますので、各地の住まいの自治体の住宅公社に聞いてください。
お問合せ、masakitsuchie9990@gmail.com