
今日は老人の日です。60歳以上が3800万人以上になり、日本の全人口のおよそ3分の1が60歳以上の高齢者になりました。
これ程高齢者がしめるのも世界の中でも珍しいと言われいます。裕福なシニアもいますが、高齢者の貧困問題も多く取り上げられています。
高齢者の収入のほとんどは年金でまかなわれていますが、国民年金やほとんど年金が無い高齢者も少なく有りません。
高齢者世帯の52パーセントは苦しい生活をしています。
厚生労働省が高齢世帯の生活意識について調査したところ、65歳以上の高齢者世帯の52パーセントが「大変苦しい」や「やや苦しい」と答えています。
それに比べて「ややゆとりがある」「大変ゆとりがある」と答えた人はわずか、4・6パーセントとの少数派です。
家計調査で実情を見ても、高齢世帯の懐事情が苦しいことはあきらかです。昔は子供から援助があったり、3世代で住んでなんとかしのいでいましたが、今、現実は核家族で子供世代も自分達の生活で、めいいっぱいでとても親に援助できる状態ではありません。
私も3人の子供がいて、3人ともそれぞれ家庭を持っていますが、自分達の生活でせいいっぱいで、とても親に援助する余裕がありません。
それどころか、今も私達高齢者の親を頼って、孫の面倒を見たり、時には食事を作って食べさせたりしています。
体はドンドン衰えていますが、はたらなくては生活できません。何故なら私の家庭は無年金に近いです。
サラリーマン生活は13年しましたが、33歳から自営業者の道を選びました。起業してしばらくは年金の事は忘れて、仕事に専念していました。
事業がある程度上手くいってたので、すっかり年金の事は頭にありませんでした。そんなものに頼らなくてもと!、若い時は保険はしっかりと払っていましたが、年金の事は何も考えていませんでした。
50歳近くなったので年金の事が気になったので年金の事務所に相談に行きました。するとどうでしょ!サラリーマン時代で13年間働いていたのに年金がほとんどかけていなかったのです。
13年間でグループ会社3社を立上げそれなりの会社になったのにもかかわらず、グループ会社のトップと一部の管理側の人達が自分達だけ社会保険をかけて、一般の社員には雇用保険だけかけていて、社会保険料は払わずに国民健康保険でごまかしていたのが、うかつにも気にもかけていなかったのです。
社宅もあり、生活全般を会社に委ねていたので、まさか厚生年金をかけていなかったなど、夢にも思いませんでした。
そして、今はその会社は全て無くなっています。噂では社長はアメリカに逃げて行ったと聞きました。恐らく私達の年金などは自分の懐に入れたかもしれませんが、いまでは調べるすべが有りません。
年金事務所に担当者から、言われました。65歳までに25年間以上の年金をかけていないと年金の支給は有りません。とハッキリ言われてこのままでは年金がありません。
仕方がなくこれからの生活全般を見直す必要があると思いましたが、とても個人で保険会社で年金をかける事までは思いつきませんでした。
ちょうど、新たな事業を起こした時なので、仕事が順調にいっていました。もう年金の事はすっかり忘れて新たな事業に専念していたのです。
正直言って国民年金の5,6万円などどうでもいいと思うくらい収入がありました。年収は軽く3000万円くらい有ったので、頭の隅にも無くなりました。
それと、同じように個人事業主の知人がお母さんにも年金をかけていたが59歳で亡くなり、年金は貰う歳になっていなかったのでほんの少しの一時金を貰って、払い損と言っていましたので、年金の事は頭から離れて行きました。
10年の年金支払いで年金が受け取ることが出来るようになりました。
60歳に近づいてきました。その時、消費税が5パーセントから8パーセントになるに従い年金が10年間の支払いで支給対象者になると聞いて、再び年金事務所に行きました。
その時は年収が一般のサラリーマンの年収にもならないほど厳しくなっていました。私達夫婦はどちらも2,3年くらいしか年金をかけていないので残りを全部いっぺんに払わないと国民年金の支給は有りませんと言われて、私が180万円、妻が190万円を一時金を支払うか悩みました。
何故なら、夫婦合わせ370万円それだけ払っても二人合わせても3万6000~7000円くらいしかならないと言われて全額払うと持ち金が全て無くなるからです。
この様にして無年金の夫婦が出来上がりました。70歳になる夫婦が生活保護にも頼らず何とか生活していますが、どちらかの一人が倒れたらおしまいです。
これから、果たして高齢者世帯の生きていく事が出来る社会になるかわかりませんが、自衛しなくてはいけないので、老体にムチをうって頑張ります。
ただ、今までのスキルは残っていますので、打つ手はあるかもしれません。これから、日本は益々超高齢化社会に入って行きます。
しかし、この高齢者を上手く使えば大きな資源にもなります。お荷物になるか資源になるかはその人の考えです。
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