
破産しても、普通の仕事をしている人には生活、仕事にはそれほど多く変わりません。
経営者も上手くすればあまり生活には困る事は有りません。財産は全て失います。しかしながら経験やスキルまでは無くなりません。
普通の仕事をしている場合はあまり破産は心配いりません。今までの会社も働くには何の支障もありませんが、もし会社に貸付金を借りてる場合その報告がいきますので注意が必要です。かりに会社に知られてもそれを理由として解雇は出来ません。
自己破産して、免責許可の決定が9割の人が免責許可決定ができ、3~6ヶ月後には復権します。
ただ、民法により資格が取れないものがあります。
代理人、後見人、後見監督人、補助人、遺言執行者などです。
職業も出来ない、士業、
弁護士、弁理士、司法書士、土地家屋調査士、公認会計士、税理士、行政書士、通関士、宅地建物取引士などです。
後、お金にまつわる仕事は付けません。例えば、質屋、貸金業社の登録、旅行業務取扱管理者、生命保険募集人、です。それにいがいに警備業者の責任者や警備員、など身近な仕事も付けません。
私も破産して、しばらくしてから本籍地に身分証明書を出してもらいましたが、完全に復権していましたので、警備の仕事の勉強会に出る事が出来ました。
ただし、復権した場合は大丈夫ですので自分で簡単に調べることが出来ます。それは本籍地に行って身分証明書を出してもらえばすぐに分かります。
破産手続きから、10年が過ぎると復権できます。
この様に書けばかなりの仕事の上で制限されていると感じますが、普通の仕事をしている人には関係ありません。
ただ、これだけは知っていた方が良いのが、 自己破産の依頼する時自分の顧問弁護士に全て正直に財産の申告をする様にしてください。 自己破産の申し立てすると、破産管財人「弁護士」が決まります。
破産管財人は貴方の財産を徹底的に調べます。銀行の口座、カード、クレジットカード全て提出して、銀行口座がゼロにして、提出します。勿論、現金は100万円までは生活費として認められます。
資産の一番は家、宅地、などで車や資産になるような宝石、貴金属などです。破産管財人の弁護士によって少しは違いがありますが、私の場合は割と正当であまり細かくは調べませんでした。
ただ、郵便物まず破産管財人の方に全部いく手続きをしますので全ての郵便物は見られる事は覚悟してください。
家、車、資産になる物は全て失います。ただ身の回りの必要なものは大丈夫です。
後は数カ月はこの様な生活をしなくてはなりませんが破産手続開始決定、免責許可決定が終わると普通の生活に戻ります。
銀行カードも必要ですのでそのまま使えます。ただクレジットカード付きのカードはしばらくは発行出来ませんので現金の出し入れだけになります
裏技その1.。
クレジットカードの裏技、私の場合は全て自分の奥さんの名義で申請してもらい、私もクレジットカード付きの銀行カードを使えました。
裏技その2.。
車も仕事で必要でしたので、奥さんの名義にしました。最も高級車では認められませんが普段使う車だと大丈夫でした。ちなみに私の乗っていた車はワゴンタイプのクラウンで7年以上乗っていた車だったので見逃してくれました。
裏技その3
破産してからだと賃貸で借りれる物件は古いアパートでしか契約できませんので、破産する前に賃貸マンションを矢張り妻の名義でかりました。これでしばらくはどこも動かなくて住むことが出来ます。
破産して得る物は!
破産して、財産は全て失います。しかしながら借入金返済が無くなったので、自分の生活費だけをしばらくは稼げれば生活できるので、大きな重荷は無くなりました。
変な言い訳?気持ち!毎月の資金繰り、返済金の為金利の高いカードロンを使ったり、ギリギリで会社経営をしている人はわかると思いますが月末が来ると毎月資金繰りであちこち飛び回り、大変な気持ちになりましたが、これから解放されたので、心から感謝しました。
今の日本では何か働けば最低限の生活は出来ます。もし。直ぐに仕事がなければ生活保護という手もありますので野垂れ死にはなりません。少し我慢すればキツイ仕事ならいくつでもあります。ですから、借金がない事は本当にありがたい制度です。
それに、家族の結束も強くなりました。姉たちは弟の学費を出してくれたり、奥さんも私の仕事を一生懸命手伝ってくれたり、息子もアルバイト賃なしで私の仕事を休みの日は手伝ってくれました。
そして友人たちも本当に親身になって助けてくれたので、仕事も出来ました。
破産して、財産は全て失いましたが、家族、友人に支えられて、もっとこれからは周りの人を大切にしなくてはいけないと自分も変わらなければなりません。
これが一番大切な事、一番得たことです。