
利益が出ている時が次の打つ手を考えなければなりません。
2つもミュージアム経営はある程度順調に行ってたたのですが、サンタクロースミュージアムの方は少し売り上げが下がりましたが、まだまだ利益はありました。
しかしエンジェルミュージアムの方は色んな手をうちましたが、売り上げがさがり、利益が出てきません。完全に金喰い虫になりつつあります。
やはり、家賃、人件費で経費がかかりすぎて利益が出ません。まして多くの借り入れが負担が大きくなっています。
サンタクロースミュージアムはまだ利益が出ているので、何とか会社全体の経営は成り立っています。
また、社外でも色んなイベントの開催でテレビ局の依頼があったり、クリスマスイルミネーションの広場の出店などありました。
しかしながら、これらで根本的な経営は良くなりません。矢張りメインの2つのミュージアムの売上アップが課題です。特にエンジェルミュージアムの売り上げ芳しくないのが現実です。
人件費を少しでも下げるために、エントランスを工夫してミュージアムのチケット販売とショップの商品販売を一つ出来ましたので、これでこれまでカフェを含めて3ヶ所のカウンターがあり、少なくてもシーズンになると8人の社員、アルバイトが必要でしたが、6人で休憩時間もゆっくり取れるようになり、人件費も大幅に減少出来ました。
他の地域の博物館、美術館、ミュージアムを見に行きました。
こうして、色んな手を打ちましたが、ミュージアム経営とは他のたとえば、河口湖のオルゴールの森を見ても、営業責任者と話しても矢張り売り上げが落ちていると言って、夏のシーズンになる夜の時間もオープンして、レストランにも力を入れているとか、秋から冬ににはイルミネーションで矢張り夜の集客強化しているなど営業時間を増やしているのですが、前年比をクリアーするのはむつかしいとの答えでした。
また、箱根にある星の王子様ミュージアムなどは5年ぐらいで経営者が変わりました。同じ箱根のテディーベアミュージアムも10年ぐらいで撤退しました。
伊豆高原にもいくつかの美術館、博物館、ミュージアムも閉館になっていました。同じコンセプトのサンタクロースのミュージアムも閉館して、̪̪̪̪̪̪̪̪̪̪小さな個人で経営していたな天使博物館もやはりなくなっていましたので、寂しい限りでした。
幾つものミュージアムは閉館、撤退、になっております。
この様にして他のミュージアムを現地調査しましたが、経営者が変わったり、同じ経営者が別のコンセプトで経営したりして、一時のリゾート地で美術館、博物館、ミュージアムを経営することのブームは完全になくなっています。
山中湖でも老舗の山中湖美術館も閉館し、私がクリスマスの森サンタクロースミュージアムを繁栄している、様子も見ていくつかの美術館、博物館も数年で撤退しています。
こうした状況が私の経営している、クリスマスの森サンタクロースミュージアム、天使の森エンジェルミュージアムも例外でありませんでした。
年々少しずつ売り上げが減っています。サンタクロースミュージアムはエントランスを変えて矢張りカウンターを一つにしてショップと入館チケット代を両方出来るようにしましたので、人件費も削減出来て、少しは利益が出ているのですが、金融機関は段々冷たくなり始めています。
12月末のシーズンが終わり、1月にメインの銀行に次の資金繰りの為に借り入れを申し込みに行きました。今まではすぐにオッケイの返事が出ているので安心していましたが、今度は少し時間がかかります。
それで、少しの時間がたって、銀行に行くと今までの様に全額はむつかしいと言って来ました。
保証協会が保証金額を減らしてきたので、全額は無理です。と担当の銀行マンが言いました。
つい、最近までは銀行から、無理やりみたいに直ぐには必要が無いのに融資してきたのにえらい変わり様です。
確かに売り上げは随分と減ったのですが、まだわずかですが利益も出ていて、返済もキッチリして来て、税金もしっかり払っているのに理解できません。
銀行は晴れている時には傘を貸してくれるが、雨が降ると傘を貸してはもらえない。
まさしく、金融機関はよく言います。晴れの時は傘を貸しますが、雨が降ると傘を貸してくれないと、目の前で私が体験しました。
そこで私は担当の銀行マンに言いました。本当に無理ですか?この様な借り入れ金額では、私の会社は倒産しますよ!
と強く言いましたが、申し込みの借り入れ金額5000万円の半分以下の金額1000万円です。仕方がなく振り込んでもらいました。
前の借りた借り入れ金額は5000万円それに無理やりの金額が1000万円合わせて6000万円が3000万円まで減らしてきたので返済能力はありましたのに仕方が有りません。
あと、今は政策金融公庫になっている、金融機関から5000万の借り入れも2000万円と少なくなっているので自信はありましたが、売り上げが落ちて段々損益分岐点にちかずいています。
まだ少しの余力がありましたので、息子を通訳ガイドにして、ニューヨークの展示会、ラスベガスでの休憩時間、ロサンジェルスでの買い付けに行きました
これで、今年は乗り越える事が出来ますが、来年は厳しくなると覚悟をしました。この様にして、最後のあがきでアメリカの商品も少し仕入れて目先の商品のアイテムが華やかになりました。
そして夏のシーズンになりそれなり売り上げがありましたが、また少し売り上げが減り、打つ手が見当てりません。
いよいよ、冬のクリスマスシーズンになりクリスマスの森サンタクロースミュージアムはそれでもがんぱってくれましたので、何とか12月末になり業者の支払いも全て終わり、社員にも少しですがボーナスを渡し、1月10日には冬休みにしました。
エンジェルミュージアムの営業はまだ1月もオープンしています。矢張り1月は山中湖にお客様がほとんど来ないので、お客様がゼロと言う日が何日もあり、経営を圧迫しています。
それにベテランの社員が結婚して妊娠して、12月末で退社して、最初から支えてくれた責任者が辞めていくので心に色んな思いが出てきました。
2,3月になると益々先が見えてきません。このまま続けていく事が出来るのか?なんのために働いているのか!
1月、2月の売り上げは月100万円~200万円しか有りません。サンタクロースミュージアムは売り上げは勿論ゼロ、ですから2つのミュージアムの売り上げは、100万円ぐらいから200万までの売上です。3,4月も大した売り上げは期待できません。
それで、支払いの方は家賃155万、人件費200万円、返済金100万円、経費50万、後は仕入れの支払いです。最低でも固定経費が500万円以上ですので、年末に稼いだお金が、毎月、毎月恐ろしいスピードで減っていき、限界が見えてきました。それでも銀行が応援している時は資金に余裕があるので何とかなりましたが、今回はわずかしか有りません。
家賃を払い、返済金を払い、人件費を、経費、を支払うとほとんど自分の給料はほんの少しか手にすることしかできません。
自分の資産はほとんど2つのミュージアム作る時に使いましたので、どうすることも出来ません。
もう、そろそろ決断する時が来ています。山中湖に幾つもあったミュージアムが本当に少なくなり、ショップの知り合いの人も〆て売り出しています。心の支える部分は、家族と少しの友人のみになりました。
これ以上続けても、かえって、迷惑になります。弁護士に相談に行きました。知っている人の紹介で日本でも有数の弁護士です。
相談しますと、今なら働いてる社員、アルバイトにも給料をちゃんと支払えるので迷惑はかけますが、1,2か月先の給料を払えるので実損は与える事はないのと、業者も全部支払いがないので、迷惑は掛かりません。
後、心配なのはエンジェルミュージアムの大家さんですが、1億かけた建物の支払いは残っていますが、私はすでに1億2000万円を家賃ではらい、1000万円の保証金、1億円かけた展示品やインテリアの造作も全て置いていくので、大家さんにも実損をかけていないのと思い決断しました。
いよいよ、倒産の手続きを始めます。
そして、弁護士がミュージアムにきておつりなどの現金を全ておさえて、社員に通告しました。今月でミュージアムは2つとも閉めます。会社は倒産の手続きをしますと弁護士が社員、アルバイトの全員に伝えました。
私もみんなに申し訳ありませんと頭を下げて涙を流しながら、誤りました。みんな仕事はなくなりますので、本当に申し訳ないと思いましたが、せめて今月と来月の給料をキッチリ払う事を弁護士も確約したので、仕方がないと諦めてもらいました。
これで、私の出来る事は全てしましたので、その時は何も考えることが出来ません。ただ、弁護士は言いました。
この様にきちんと倒産の手続きをする人はいいのです。結構、夜逃げしたり、突然いなくなったりする人の方が多いのですよ!みんなに迷惑かけて、逃げる人の方が多いと聞いて少し救われましたが、明日からどの様に生きて行けるか考え、友人にも相談しました。
次のブログで倒産の手続きをしました。その後の事をきめ細かく書いていきます。
起業・会社経営、相談してください。倒産したからわかる、倒産しない経営者を目指しってください。いい時が落とし穴が待っているので教える事が出来ます。
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