
バブル景気がドンドン大きくなっています。
バブル景気の真最中です。私のメインの仕事は宝石と毛皮の仕事です。卸売りと小売りから始めました。
会社員の時の起業はある程度の資金が用意されていましたが、今度は全て自分自身で資本金を用意しなくてはなりません。
少ない資金では考えて有効に使う事にしなくてはなりません。
少ない資金などアッと言う間になくなりますので、慎重かつ大胆にしなくてはいけません。とりあえず自分の家から営業始めましたが、矢張り不便なので原宿駅の近くのマンションを借り事務所にしました。
世の中は好景気になっています。会社員の頃独立したら多くの業者が、応援しますと言ってくれましたが、実際には2社の社長が取引してくれました。
この二つの会社をメインにしながら、仕入先を徐々に増やしていきました。お客様も社員の頃のつながりが大切にしながら、紹介も少しずつ増えて、新しいお客様を増やすように努力しました。
このころの高級マンションの価格は5億、10億当たり前です。
それで、今度は麻布の方にショールームを出して、今度は宝石と毛皮のリフォームを始めました。チラシを作り近所の高級マンションや店舗に営業しました。近くにはドムスの高級マンションがあり、10億円以上のする、高級マンションもゴロゴロしています。
その様なマンションにはなかなか入れませんが、それでも少しずつ、いいお客様が増えて来ましたが、このままではらちが明かないので、自社ブランドの健康食品を作り、システム販売の会社を作りました。
自社ブランドの健康食品をつくりました。
ビタミンC、ビタミンE,ローヤルゼリーなどです。健康食品は良かったのですが、システム販売が私に合わなかったので、あまり成果は出なかったのです。
しかしながら、いろんな人と出会えるきっかけにはなりました。ある時毛皮のリフォーム専門にしている女性社長が、健康食品より私のノウハウを生かせる仕事があると、小さなコートを製造販売している会社があるよと紹介してくれました。
色々失敗はありますが、無駄にはならないのです。
その社長と商品を見たとき、これは売れると確信して、そのコート会社の社長さんも商品を全面的に応援すると約束してくれました。
直ぐに、その会社の完全独立した専門店事業部を立上げました。代官山にショールームと事務所、商品をストックする場所をつくりました。
最初は一人で始めましたが、昔のノウハウを生かして全国に営業したところ、大手のチエーン店や販売会社、フランスベット、兼松、呉服店大手の大和、ジョセフィヌ、などと取引が出来ました。やがて2人の社員を雇い入れました。
バブルの頃は毛皮付きのライナーコート、カシミヤコート、安いコートでも、148000円で20~40万円のコートがメインで、高いカシミヤのコートでは100万円近いものがドンドン売れました。
そして、わずか2年でそのコート会社の売り上げが3億円から、8億円の売上達成出来ました。コート会社の社長も大喜びでもっと商品をドンドン作るから売ってください。と言ってくれました。
私に売り上げ歩合のマージンを渡す時、経理部長が時々言うのはひと月のマージンが自分の年収より、多いねと言って小切手をくれました。
それで、時々名門のゴルフ場を招待して、経理部長の心を癒しました。バブルの頃の接待はコート会社の取引は、本社はデパートの取引がメインでしたので、バイヤーを接待しなくてはなりません。
コートの会社の社長が言いました。今日西武デパートのバイヤーを銀座に接待するので、現金が50万用意していましたが、これでたるかな~と言って、カードも用意していました。
私はメインの取引先の接待は有名レスランや、日本料理屋に行きました。ディナーには一人で3~5万円の料理を食べて、タクシー代を2~3万円渡します。銀座に飲みにいくより安いものです。それでもなかなか普通には行けないところなので、喜んでもらいました。
その後、新宿区の環境より郊外の子育ての良いマンションを買いました。もうその頃は東京23区では普通のサラリーマンでは買えないほど値上がり始めました。
ギリギリ、3000万円で買い、リフォームで300万して、快適な生活出来るようにしました。
必要なくなった新宿の下落合駅近くのマンションを少しリフォームして、販売することにしました。情報を出した所、不動産会社が次の日に買い付けに来ました。
つたない、マンションでもバブルの頃は高く売れます。
1800万円で買って、3年住んで4800万円で売りだした所、たった一日で業者が買いに来ました。バブルの恐ろしい時代の不動産業界ですね。私も少しの恩恵にあずかりました。
数年間、コラボしていた、コートの会社が少し変な空気が漂って来ました。その原因は私に多くの資金が行っている事と、製造部長が私にもうあまり仕事を増やさないで欲しいと言って来ました。
社長さんはもっとドンドン売って欲しいと言ってくれますが、専務派はもう少しペースを落としてほしいと言ってこれは、ヤバイな~と思いました。
お世話になった社長さんが専務ともめる事に申し訳ないので、手を引くことにしました。開拓した、全ての基盤を置いていきます。
やはり、本当の基盤作りは自分の資金で全てを作らないでは出来ない事をこの件で、肝に銘じました。
しかしながら、このコート会社でコラボした事で、現金で1億円が出来た事で、少し余裕の資金が出来た事が大きくこれからの事業展開することにしやすくなりました。
新し事業の挑戦が始まります。次のブログで引き続き書いていきます。
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