
起業する時、勿論損益の事は誰もが考えると思いますが、創業当時と起業する前には少し位の誤差はありますので、余裕を持って考えてください。
どの様な商品、業種によって大きく変わってきます。飲食店の場合でもステーキハウス、ラーメン屋、イタリアンレストラン、カフェテリア、居酒屋など同じ飲食業でも大いに変わります。
又同じ例えばラーメン店でも、場所やお店の雰囲気などお客様に提供する味や価格にも、そのお店の経営戦略により随分と変わります。
一番最初に考えるのは固定費です。家賃、水道光熱費、通信費、そして自分を入れた人件費など、そして材料費などは売れる商品数に変わりますが、ラーメンなどスープは最低100杯の仕込みが必要な場合、売れても、売れなくても作らなくていけません。
例えば、麺は一つ70円、具は全部で50円、スープはとんこつ、魚介類、鶏ガラ、あと野菜のだし原料は100杯分で8000円、一杯あたり80円これで原材料費合計200円、一杯800円で売れば25パーセントの原材料費になり、これに何時間もスープを作るのにガス代がかかります。このスープを作るガス代もバカに出来ないほどかかります。
そして、ゆで麺器もいつも沸騰させると10坪で150人くらい入るラーメン屋でも、ガス代は一日で1万円ぐらいはかかります。
ここで知らなければならないのが、50杯でも100杯、150杯、200杯でも材料費は別でも固定費はほとんど同じです、いつでもお客様が来る来ないにかかわらず、スープ、ゆで麺器はいつも熱くしなくてはならないし、お店の照明は明るく、エアコンもつけて快適な環境を作らなくてはいけません。
仮に、50杯X800円=40000円一日売り上げ、ひと月25日営業で4X25=100万円これで家賃、20万円水道光熱費40万円、スープ代8000X25=200000円、麺、70X50X25=87500、人件費、30万、全部たすと119万円、約20万の赤字です。
これに具などいればもっと赤字が増えます。ですからこのラーメン屋は最低でも130万円の売り上げが必要です。これがだいたいこのラーメン屋の損益分岐点です。ですからこのラーメン屋は一日、約6万円の売り上げが無ければやっていく意味がありません。
売上が上がると見えてくる世界が変わります。
これが、一日200杯も売れれば、16万円X25=400万円の売り上げになり、社員一人とアルバイト、人件費を払ってもスープ、麺、その他色んな材料費など増えた分を払っても150万円以上の利益がでます。ですから損益分岐点をはるかに上回るとこのラーメン屋は年収1800万円くらいは取れるようになります。
どうですか、いつもお客様が並んでいる店は怖ろしいほど儲けていますよ。ですから2,3店舗めで、もすぐに増やすことができるのです。
売り上げにより、原価率も随分と変わりますので注意が必要です。これはどの様な商品でも同じです。
経営者はリスクと年収が比例するので多く取ることが当たり前です。
ですから売り上げをいかにあげるか、経営者は必死になるのです。せっかく独立したのですから、まずはサラリーマンではたらいた頃の年収の2倍を目指し、その後は10倍でも20倍でもそれは貴方のうでしだいです。
昔から,利益は仕入れにありと言われていますが、勿論仕入れは非常に大切ですが、売り上げはもっと大切です。市場をつかめばどの様な商品も販売できます。
経営者はリスクも多いですが、それ以上のメリットがあるから起業するのです。自分のこれから売る商品を自信持ち、まずは損益分岐点をしっかりと把握して、上回り利益を取れるなら、起業して自分の活躍できる舞台作りをしてください。
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