
資金を集め起業し、営業活動しますがこの時一番大切な事は、売り上げ拡大ですがもう一つの大切な事は、キャシューフロー、現金です。
金融システムに日本では手形取引があります。手形は短い物でも3カ月、長い物ですと6カ月後に決済されます。この間は現金が入って来ません。
手形でなくても〆日から何ヶ月先の支払もけっこうあります。
毎月契約により決まった商品を納品していると、こちらの作る商品は、起業当時は買掛支払はむつかしく、商品を作るほど現金が先にでていきます。
どの様な、商品、サービス、システムであろーと販売するためには、先に現金はドンドンでていきます。
かなりいい取引でも、キャシューが入ってくるのが遅いと、自分の持っている資金では足らなくなります。
創業当時は普通の銀行では資金をなかなか貸してはくれません。よく黒字倒産と言う言葉を聞きますが、まさしく現金がなく、会社が回らなくなって起きる倒産の事です。
手形では手形割引と言うシステムがありますが、取引先の信用度と自分の会社の信用度によって割引料が変わってきます。言い換えれば手形で銀行から借金をすることになります、手形は利益も減りますがもっと怖いのが、同じ会社の手形を何枚も持ってその会社が倒産すると、手形決済されませんので、全てただの紙切れになり借金だけが残ります。
売り上げも大切ですが、取引内容の方がもっと大切です。
ですからどんな一見良い取引先でもあまり長い支払いしかしない所は注意です、身に丈応じて取引先を増やすことが大切です。
連鎖倒産はこの様な時によく起こりますので注意が必要です。私も何軒もこの様な取引して、倒産に追い込まれている知り合いを見ています。ですから現金取引がいかにありがたいか身にしみります。
物売りであれ、食べ物商売でも現金がすぐ入ってくるのが、キャシューフローに苦労しなくてすみます。
現金売上が大切です。
私もラーメン店、ステーキハウス、ミュージアム経営など幾つも経営しましたが、毎日現金が入ると、今日支払いが全て終わり、現金が一円もなくても慌てず過ごせます。
明日になると間違いなく、現金が用意できます。強いですよ!100円ショップもカードも使えません。安く売る店はカード手数料も、利益が減るし決済の時間もかかるから、徹底的に現金主義です。この様な企業がドンドン大きくなっていきます。
下町の魚屋さん、毎日商品を売り切り現金が入ってきます、野菜果物屋さん、お惣菜やさん。パン屋さん。最後の売れ残りの物は少し安くしても、回転が速いし、キャシューフロー毎日現金が入ってくるので、けっこう商売としては効率的に現金を回しています。
サラリーマンですと収入よって変わりますが、ギリギリで生活している人が多いと思います。毎日計画的にお金を使っていますが、日銭の商売をしていると1,2万ぐらいのお金は割と自由に出来ます。それぞれ良さは違ってきますが、その生活のチョイスは貴方がきめます。
貴方が起業する時、どんな職種であれキャシューフローの事は一番大切な事と思ってください。弱い取引すると自分を苦しめるので、自分の売る物は自信を持って売るように頑張ってください。
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